今週末の9/21あたりで発売されるとされているサンヨーのDMX-HD1000は、Xactiシリーズでは初めてSDカードに1080iフルHDのムービーを録画できるコンパクトビデオカメラです。
記録メディアにSDカードを使うタイプの競合製品としては、PanasonicのHDC-SD5やHDC-SD7が挙げられますが、以下の点でHD1000の方が私の好みです。
- AVCHDではなく、純粋なH.264/AVCで記録されるため、QuickTimeでそのまま再生できる
- 静止画が1920x1080に制約されず、最大3264×2448までの記録サイズを選べる
- FAT32フォーマットのUSBハードディスクに、直接ファイルをコピーできる
Panasonicやソニーが決めたAVCHDフォーマットは、最新のiMovie '08では対応しているものの、Apple Intermediate Codecに変換しないと現在のMac OS Xではまともに見ることができません。SDカードのファイルをMacにコピーさえすれば、直ぐにQuickTime Playerで再生できるHD1000は、使い勝手がいいです。
しかし、残念なことに最新のQuickTime 7.2では、1080iのH.264のMPEG-4は正しく再生できないようです。デジカメ?ブログに掲載されている720pのサンプルは大丈夫ですが、1080iのサンプルは下図のように一面緑の画面で表示されてしまいます。
一つ古いバージョンのQuickTime 7.1では1080iでも問題ないため、QuickTime 7.2のバグだと思いますが、ちょっと気になるところです。
しかし、HD1000では720pでも60fpsを選択することができるようになったため、従来の30fpsに較べ非常に滑らかに表示されます。残念ながら、私の初代MacBookでは能力不足で、平均40fps位しか出せないのですが、それでも従来の30fpsとの違いは明らかです。PCやMacでの再生/編集が中心なら、720p/60fpsで運用するのも悪くないのではないかと思います。
また、PCを使用せずにUSBハードディスクに直接ファイルをコピーできるのは素晴らしいのですが、残念なのは、この目的のためには必ずHD1000をACアダプタを繋いだドッキングステーション経由でUSBハードディスクに接続しなければならない点です。HD1000本体にUSBコネクタをつけるか、あるいは従来のように専用コネクタをUSBポートに変換する小型のアダプタでUSBハードディスクに繋ぐことができればよかったと思います。旅行の際に、HDと一緒にドッキングステーションを持っていきたくはないですからね。
ちなみに、MacやPCにカードリーダモードで接続する際にもドッキングステーション経由が必須で、小型USB変換アダプタはオプションのアクセサリにも存在していないようです。
細かな点ではまだまだ不満のあるHD1000ですが、それでもとても魅力的な製品になっていると思います。早く実機を見てみたいですね。
【追記 2008.10.19】
QuickTime 7.5.5から再びXacti HD1000/HD1010が出力する1080iのH.264が正常に再生できるようになりました。iMovie 08 (7.1.4)での取り込みも問題ないことを確認しています。参考までに、1080iのH.264のムービーは、2.4GHz Core 2 DuoのMacBookでも滑らかな再生は期待できず、20fps程度しか出せないことをお伝えしておきます。
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