レイモンド・チャンドラー「ロング・グッドバイ」が村上春樹の新訳で3月8日発売

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レイモンド・チャンドラーの名作「ロング・グッドバイ」が村上春樹氏の新訳で3月8日に発売されます。

邦訳としては、清水俊二訳の「長いお別れ」(1958)(原題"The Long Goodbye"(1953))があるのですが、早川書房から村上氏に対して新たに翻訳の打診があり、村上氏は2つ返事で引き受けることにしたのだそうです。村上氏にとってはそれだけ思い入れのある作品なんですね。

村上氏によれば、「翻訳というものは家屋にたとえるなら、25年でそろそろ補修にかかり、50年で大きく改修する、あるいは新築する、というのがおおよその目安」なんだそうです。また、清水氏訳は、英文を日本語に直訳したときに損なわれるリズム感や雰囲気を修正するため、あえて意訳したり、大胆に元の文章を削ったりしているのですが、村上氏は可能な限りの「完全訳」を目指したものらしいので、時間のある方は両者を読み比べてみるのも楽しいかもしれません。

ミステリ・マガジン2007年4月号には、発売前の村上訳の最初の3章が掲載されているので、興味のある方は読んでみてください。私も、ほぼ20年ぶりにチャンドラーの文章に触れ、フィリップ・マーロウの紳士的な振る舞いや、ユーモアのある台詞に憧れた学生時代を思い出しました。

時間があれば、是非原文で読み直してみたいところです。

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