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Parallels Desktop for Mac 3.0の新機能 - Smart Select

ParallelsとVMwareの対決は来週のWWDC期間中かと思っていたら、昨夜から両者ともほぼ同時に最新版が公開されました。このエントリではまず、Parallels Desktop for Mac 3.0 (Build 4124)の方を簡単にレビューしてみます。

今回のアップデートの目玉となる機能は、DirectX対応、Smart Select、スナップショット機能の3つだと思います。

まず、DirectX対応の方ですが実装がまだ十分ではないようで、3DMark05は起動が可能なものの、デモの途中でエラーになります。iTunesではカバーフローを表示させようとするとiTunes自体がクラッシュしてしまいます。唯一動作確認できたのは、Windowsに付属のDirectX診断ツール(dxdiag)のDirect 3Dのデモだけです。私はVistaを持っていませんので、Aeroの対応状況も確認できていません。

なお、ParallelsのDirectXサポートはデフォルトではオフになっているため、VM設定画面のVideoの項目で、「Enable DirectX Support」のチェックをつけてWindowsを起動します。

Parallelsdirectxconf

もう一つの新しい機能であるSmart Selectとは、MacとWindowsの連携をよりシームレスにしたものであり、Mac側にあるファイルをWindowsのアプリケーションで開いたり、逆にWindows側にあるファイルをMacで開いたりする作業が簡単にできるようにするためのものです。例えば、一方の環境にあるファイルを他方の環境にコピーすることなく、ファイルのダブルクリックやコンテキストメニューからアプリケーションを選択して実行することができます。

Mac側にあるファイルをWindowsアプリケーションで開けるようにするため、WindowsのVMイメージがあるディレクトリに、Windows Applicationsというフォルダが作成され、この中に各Windowsアプリケーションに対応する.appファイルが作成されます。

Smartselect2

VM上のWindowsアプリケーションからMac側のファイルにアクセスする手段としては、従来からある共有フォルダの機能を利用しています。

また、ファイルをダブルクリックしたときに、WindowsとMacのどちらのアプリケーションを優先して起動するかは、起動したWindowsのアプリのDockアイコンを右クリックしたときのコンテキストメニュー「Smart Select」を選択することで設定することができます。以下は、Internet ExplorerのSmart Selectダイアログを表示させた場合の例です。

Smartselect3

逆に、Windows側でもMac上のアプリケーションが認識されており、デフォルトのアプリケーションをMac側のアプリケーションに設定することもできます。

Smartselect1

Mac側のアプリケーションがVM上のファイルにアクセスできるようにするため、Parallelsを起動すると、VMイメージで使用している仮想ディスクがMac上にマウントされるようになっています。興味深いことに、Parallelsはこの仮想マウント機能の実現にMacFUSEを使っています。MacFUSEが使われていることはマウントされたディスクの情報を見ることで確認できます。

Smartselect4

Smart Selectはなかなか面白い実装だとは思いますが、個人的にはWindowsでしか扱うことができないファイルがあまりないので、それほど嬉しい機能ではないですね。ただし、Windowsでしか開けないファイルを沢山持っている方にとっては便利になると思います。

上記2つの新機能はWindowsをゲストOSにした場合のみ恩恵を得ることができますが、スナップショット機能はWindows以外の任意のゲストOSで利用可能です。Windows以外のゲストOSを使用している方にとって、スナップショット機能にメリットを見いだせない場合は今回のアップデートはあまりメリットがないかもしれません。

なお、Linux用のParallels Toolsには機能が追加され、シームレスなマウス移動とウィンドウリサイズによる動的解像度変更が利用できるようになっているようです。手元のCentOS 4.3のイメージではマウス動作が改善されていることは確認できましたが、動的解像度変更は機能しませんでした。ユーザガイドではCentOSのサポートはバージョン5だけの明記だったため、4.3はサポート対象外なのかもしれません。

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